- しゅひつ
- I
しゅひつ【主筆】新聞社・雑誌社の記者の首席で, 社説・論説など重要な記事を書く人。IIしゅひつ【執筆】〔筆を執(ト)る意〕(1)叙位・除目を主宰し記録する係。(2)鎌倉時代, 幕府の引付において訴訟関係の文書をつかさどった役職。 執筆奉行。(3)武家時代, 合戦のときなど諸事を記録した書記。
「手負死人の実検をしけるに, ~十二人, 夜昼三日が間(アイダ)筆をも置かずしるせり/太平記 7」
(4)連歌・俳諧の席で, 参会者の出す句を懐紙に記し, 指合いを指摘したりして, 宗匠を助けて一座の進行をはかる役。IIIしゅひつ【手筆】(1)手ずから書くこと。 自筆。(2)著書。IVしゅひつ【朱筆】朱墨用の筆。 また, 朱墨の書き入れ。~を入・れる朱筆で書き入れや訂正などをする。 朱筆を加える。 朱を入れる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.